インジケーターを使うにあったて、みなさんは何を意識していますか? また、初心者以外の方であればどのくらいの数を入れていますか? インジケーターの役割をお伝えしていければと思います。
大きく分けてインジケーターは2種類あります。
トレンド系インジケーター:相場のトレンドを示す
オシレーター系インジケーター:相場の過熱感を示す
本題に入っていきましょう。
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インジケーターはモノサシ
インジケータはあくまでモノサシやエントリーのタイミングを図るものです。 インジケーターが〇〇になったから、オシレーターが買われすぎ・売られ過ぎになったらエントリーなどをする方が多いのではないでしょうか?(初心者の頃はやりがちです)
おそらく、最初はモノサシという意味が理解できないと思いますので、初心者が陥るステップを紹介します。
インジケーターの沼にハマりだすと抜け出せない
インジケーターは星の数ほどありますし、パラメーターの設定も無限にあります。そうした中で初心者はどのような行動になっていくのか説明しましょう。
- 上記にも書いてあるように、有名なインジケーターを使ってインジケーターのみでエントリーをする。
- 勝てないことがわかると、インジケーターの数を増やす。色々なものを入れて精度が高くなると思っているから。
- インジケーターのパラーメーターを変えて、今の相場にフィットさせてしまう。(カーブフィッティングという)
- 短期的には勝てるが、しばらくすると勝てなくなり。インジケーターの種類を変えてみる。
①~⓸を繰り返していっていませんか? 無駄な時間だということに今、この瞬間に気づいてください。
悪い例の根本的に何がいけないかというと、インジケーターの意味を理解しないまま楽して勝とうとしている(勝てると思っている)ことが原因です。
インジケーターも使いこなせる人は、使う目的を理解して・使い方を知ったうえで使っているから勝てています。それにはしっかり勉強や検証を行っています。
①~⓸の繰り返しは、何も改善するステップではありません。
ステップアップしていくためには、使い方を理解するまで使ってみる。その過程の中で気付きや癖を理解することが大切です。
インジケーターなんて無くてもいい。
インジケーターは過去の値動き(ローソク足)から作られています。
初めにも言っていますが、値動きを理解することが重要です。
インジケーターばかりに目が行ってしまうと、値動きの意味を忘れがちです。
なので、初めのうちはインジケーターを入れない方がチャートを読み解くスキルが身に付きます。
そのあとインジケーターを入れたとしても、値動きを理解しているとチャートが〇〇になったら、このインジケーターはこうなるだろうなと予想がつくようになります。
なので、インジケーターが無くてトレードができるならそれでもいい。
インジケーターはあったほうが”ラク”ではある
極論インジケーターは無くてもいいとは言いましたが、あったほうがチャートを見る上ではラクになることがあります。 ただありすぎてもいいことはありません。判断を見誤るだけです。下記の2つのチャートを見てください。
左は移動平均線を3本表示したもの。 右は移動平均線3本+ボリンジャーバンド(1~3σ) 一目均衡表(雲のみ)+MACD(オシレーター)です。メジャーなインジケーターばかりですがどうでしょうか?
右はインジケーターを多く入れすぎてチャート(値動き)が見にくく、判断材料も大きくなります。特に初心者は判断材料が多すぎることは悪です。
話が若干それますが、運転も同じでフロントガラス付近に人形を置いていたりステッカーを貼っていたりする方がいますが、周りを見にくくしていると思いませんか?事故をするリスクが上がっているだけですよね?
チャートも同じで、見にくくしたら判断ミスを起こすリスクを上げているだけです。
左のチャートのように移動平均線だけで今どのような状況かは判断できます。
・3つの移動平均線がパーフェクトオーダーができている。(上昇トレンド)
・移動平均線から乖離しているから調整で戻ってきそう
・前回高値は超えられていないが、上昇の勢いが強そうだな・・・
軽くこのような分析がしやすいです。 これにほかのインジケータまで入ったらパニックです。
つまり、値動きの意味を理解するとともにチャートを見やすくする補助のように働いてくれます。
格好つけて、トレーダーを気取ってもしょうがないんです。勝てなければ意味がない・・・
なんのインジケーターを使えばいいの?
インジケーターは無数にあるといいましたが、マイナーなインジケーターを使っても優位性は上がりません。 みんなが意識しているインジケーターを使うことが最も機能します。
FXは多数決でトレンドが出てきます。みんなが意識しているポイントに着目できた方がいいに決まってます。(語弊があるかもしれませんが、勝つためには多数決の中の少数派を目指すことがキーなのですが・・・)
移動平均線
最もポピュラーなのが移動平均線です。
移動平均線とは、指定期間の終値の平均値をチャート上に線であらわしたものです。
移動平均線の中でも3種類くらいありまして、単純移動平均線(SMA)、指数平滑移動平均線(EMA)、加重移動平均線(WMA)とありますが、計算式が若干違っています。
文字で書いても、数式だったりというのは理解しにくいので、Youtuberのユウちぇるさんの解説がわかりやすいと思いますので、そちらを見てみてください。
移動平均線の使い方
これも人によって使い方は変わります。
パーフェクトオーダー(短・中・長期の移動平均線が順番に並んでいる状態。上から順に短・中・長期と並んでいれば上昇トレンド、下降トレンドは逆順)をみて相場の状況を把握する人もいます。
移動平均線からチャートが乖離しているということを利用する人もいます。 (平均値に近づくという特徴を生かしている)
グランビルの法則を用いてトレードする方もいます。
レジサポ転換(レジスタンすとして機能していたものが、転換後サポートとして機能する)でトレードする人と使い方は様々です。
使い方は自分なりに研究して、腑に落ちた使い方ができるものを使い込んでいけばいいです。
因みに、私は単純移動平均線を使用しています。
基本的には、21SMAと200SMAをベースにしており、21SMAは波のカウントで使用し、 200MAはレジサポ機能で補助的に使っています。
21・200というパラメーターはメジャーな数字で、任意で設定できますがこちらもみんなが使っていいる数字でいいです。
21:MT5のデフォルト値、1か月の稼働日数に近いことで使う方多い 200:こちらも長期のパラメーターとして最も有名
私の手法での移動平均線の使い方はSanzon-Huntの方でお伝えしています。