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FX 三尊の優位性

中級者むけの内容にはなるかと思いますが、三尊がどうして理にかなっているのか説明するとともに、教科書的な三尊ではなにがいけないのかも合わせて説明いたします。

チャートの転換は、ほぼ三尊である。

トレンドが転換するときの、90%以上は三尊に分類されます。もちろん一般的な三尊ではなく、ダブルトップ(ボトム)に近しい形状もありますし、ワントップ(ボトム)に近い形状もあります。一度トレンドが転換していそうな部分にフォーカスを当ててみてください。

下記の形状にほぼ当てはまりませんか?

優位性・期待値幅はそれぞれ異なります。 このパターンを使いこなしていこうというのが私が紹介している三尊手法になります。(Sanzon-Hunt)

勘違いしてはいけないのが、逆張り手法ではないということです。以降の説明で理解していけると思います。

なぜ三尊が出現しやすいのか?

FX学習手順の#1チャートの成り立ち」でも、少しお話していますが値動きの意味を考えてみれば納得できるのかと思います。 ダウ理論やエリオット波動論にも一致してくるので学習していくうちに点と点がつながっていくと思います。

おさらいをしましょう。 下の絵を見てください。 青矢印は買い勢力・赤矢印は売り勢力  黄色のラインは押し安値・緑のラインは押し安値を表しています。

①:初動はファン的要因で出てくることが多い波になります。

②:初動の利確する人が出てくる&逆張りを仕掛けてくる人達がいる

③:お値打ちになったころ合いで、新たな買い勢が入ってくる

④:③の利確と逆張り勢が入ってくる。②の流れと同じ

⑤:③と同様にお値打ちになったころ合いで、買い勢が入ってくる

a:⑤の利確&逆張り勢が入ってくる(トレンドが続くと、もうそろそろ止まりそうという心理が働いてくるため、利確<逆張り傾向になっていく。黄色の押し安値を割ると安値を更新することになる(上昇ダウの否定が入る)

b:ここまで下がると、お値打ちな価格ではなく値崩れした価格となってしまう。aの利確により調整は入ってくる。今まで買っていた人がこれ以上下げまいと、買い増しすることで一旦は上昇をみせるが、市場には売りのバイアスがかかってしまっている。

c:逆に売り勢にとっては、お値打ちな価格となるため新規の売りが入ってきやすい

このように、自然と三尊の形状になってしまうのです。

もちろん、こんなきれいな三尊ばかりでもないですしレンジでは機能しません。

トレンドの強さや・継続性は初動の波によります。波紋を思い浮かべてみればいいと思います。

水に大きなものを落とせば大きな波紋がでて、小さなものを落とせば小さな波紋ができますよね? 

波紋はいつか消えますが、落とすものが大きかったものほど余韻が残っていると思います。

チャートも自然の原理が反映されています。(人間の心理なので)

教科書的な三尊は何がダメ?

上記のような三尊が教科書的に紹介されているもののパターンです。肩がつに頭が1つでネックラインが水平に引けて、ネックラインを割ったらエントリ、またはネックラインをブレイク後、再度ネックラインに戻ってきたところでエントリー。

また、右肩は左肩と同じくらいの高さが望ましい。

こんな綺麗な三尊は、ほぼほぼ見たことありません。

もう1つ、エントリーが遅いので期待値幅が小さくなってしまいます。 詳しくは三尊手法コンテンツの方で詳細説明をしています。

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