FX学習

FX ローソク足の理解

チャートの動く理由は分かったと思いますが、チャートで値動きを表現する方法は下記のように様々あります。(その他、平均足チャートもあります)

その中でも、日本発祥のローソク足は視覚的にも見やすく始値・終値・高値・安値(4本値)がはっきりと痕跡として残ります。

ローソク足の成り立ちを理解することは、チャートはフラクタルだということを理解するのに一番わかりやすい方法です。                          (フラクタル構造を理解しないと、環境認識等がとても難しく感じます)

少し脱線・・・フラクタル構造

少しだけ脱線しますが、環境認識というのは、15分足でエントリーする場合に15M足のチャートだけみていると1時間足では逆方向のサインを出しているのにもかかわらず間違った方向にエントリーを仕掛けてしまうことになります。

短期の時間足よりも長期の時間足の方がトレンドを支配する(見ている人が多い)ので上位足の状況をみてエントリーすることが求められます。つまり今どの位置にいるのかを把握するのが環境認識です。

チャートでは、どの時間足を切っても似たような動きをしながら進みます。そのことをフラクタル構造といいます。下記の3つのチャートはすべて時間足が違います。

左から15M足/1H足/日足です。 時間足を見なければ何分足のチャートかわかりません。 つまり、日足の中に1H足があり15分足も存在している。入れ子構造になっているということです。若干わからなくなってきたと思うのでローソク足に話を戻します。

ローソク足を紐解く

ローソク足は大きく2つに分かれます。陽線と陰線と呼ぶものです。

ある地点からスタートしてある期間までの値動き示しています。

チャートは連続的な動きですが、時間足を分けることで見方を変えているということです。

1分足では1分の間の値動きから1本のローソク足ができます。

始値~終値が確定するまでに高値や安値の値をつけていきます。それを表しているのがローソク足です。

始値よりも終値の位置が高ければ【陽線】、始値よりも終値が安ければ【陰線】です。

途中の波の動きは無限にあるのでわかりませんが、4本値は確かな情報になります。

考えてもキリがありませんが、このような動きを想像することでローソク足の形でどちらの勢い(買いと売り)が強いのかがわかってきます。(プライスアクションと呼ばれるものです)

結局のところ波を時間ごとに区切ったのがローソク足です。短期足のローソク足をつなげていけば大きな波になりますよね? これがフラクタル構造です。

プライスアクションという言葉を出しましたが、ローソク足の成り立ちを理解すると値動きの意味も分かりやすくなってきます。様々な形があるのですが分かりやすいのが下記に示しているピンバーと呼ばれるものです。

値動きを見てみると、途中の動きはわかりませんが一度大きく上昇したにもかかわらず上昇分をほとんど戻したことが予想されますよね? この値動きをみると売りの勢いが強そうなので安易に買いの判断にはなりません。

このようにローソク足の成り立ちを理解すると、値動きの意味の理解が深まりフラクタル構造の理解も深まります。

大体の人が4本値だけで見たり、みんながローソク足を使っているから表示させているだけでローソク足の学習を疎かにして進んでいくと、後々後悔しますよ!!

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